監督:ウォルター・サレス
出演:ロドリゴ・サントロ/ラヴィ=ラモス・ラセルダ
<あらすじ>
1910年、ブラジル東北部の荒野。
プレヴィス家とフェレイラ家は長年にわたり土地争いを繰り返してきた。
その憎しみの連鎖により、プレヴィス家の長男はフェレイラ家の者に殺される。
20歳になるプレヴィス家の次男トーニョは、不毛な争いに空しさを覚えながらも
父の命令には逆らえず、兄の仇を討つ。
今度は狙われる側になったトーニョだが、幼い弟と見に行ったサーカスで
美しい娘に一目惚れしたのをきっかけに、外の世界に憧れはじめる。

シャツの血が赤から黄色に変わったら仕返しに行くとか
同じくらいの血の量を流し合わなきゃいけないとか
変なルールを作って殺し合いの復讐合戦をするって・・・馬鹿?
くだらないことやってんだなあ・・と思いながら見てたけど
映画的には、かなり完成度が高いんじゃないかと。
サトウキビの粉砕機を回す繋がれた牛は、父親に怒鳴られながら
鞭で叩かれ、ひたすら歩いて同じ場所をぐるぐると回り続ける。
仕事が終わった後もヒモを繋いでいないのに粉砕機の周りを歩く牛。
それを見たトーニョは、その牛に自分を重ねて恐ろしくなったのだろう。
外の世界を見なくては・・と意を決して家を出る。
一番印象に残ったシーンだ。
ブランコのシーンでは、真っ青に透き通った空と
乾いた大地が交互に現れて、その色彩に目を奪われる。
トーニョの気持ちの葛藤を表現してるかのようだった。
いろんな場面で、何かしらの意味を持つような
小道具の使い方が面白い。
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